ランタンで起きたこと

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前回のブログにもちらっと書きましたが、
先週トレッキング中に怪我をして、現在全治3週間の松葉杖生活を送っています。
もうほとんど痛みもなく、動けないだけで元気です。

骨折とか他の部分まで負傷せずに済んでよかったです。
本当に大変な体験でした。

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5年前の雨季にもゴレパニというところへトレッキングへ行き、
あちこちヒルにやられ、雨でヒマラヤは全く見えないという散々な経験をしたので、、
今回もその辺りのことはすでに覚悟していました。

ヒルがいることも、ヒマラヤが見えないかも知れないことも、
7時間のガタガタ道をおんぼろのバスで登山口の村まで移動するのも、
ランタン方面は食事がおいしくないことも、分かってました。
それでもランタンに行きたい理由がありました。

それは雨季にしか見ることができない花があるからでした。

この時期のランタン谷は高山植物の宝庫で、
標高3500m以上の場所では“ヒマラヤの青いケシ(ブルーポピー)”が稀に見られることがあります。
“ヒマラヤの青い石”というネーミングは既にお気づきの方もいらっしゃる通り、
この“ヒマラヤの青いケシ”から付けました。

実のところカイヤナイト自体は高地で採れる石ではないのですが、
“ブルーポピー”には個人的な思い入れがあり、一言で言うと
私がネパールという国に一番最初に関心を持ったきっかけとなった花でした。

なのでカイヤナイトを見たときにすぐに“ヒマラヤの青い石”という言葉が浮かびました。
同じ国に世界的にも珍しい青い花と青い石があるのはなんだか特別な気がしました。

雨季のトレッキングで標高3500m以上、しかも確実に見られるか分からないので、
野生のブルーポピーを見に行こうだなんてこれまで考えたこともなかったのですが、
春にチトワンに行ってから急にブルーポピーが咲いてる様子を
花が生きてる場所の風景とまるごと感じてみたいと思いました。

正直なところ、雨季でも普通に山好きのツアー客が登ってる場所なので、
山道を歩ける体力があり、高山病の心配がなければ、
そんなに難しいコースではないのかも知れませんが、

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残念ながらトレッキングの初日に2m下の岩の上に滑落してしまいました。

本当に山では何があるか分からない。

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実は2年ほど前に新しい比較的平坦な道が川の対岸に出来ていたらしいのですが、
ガイドのネパール人(夫)は3年ぶりのランタンでそのことを知らず、
他のグループともタイミングがずれていて確認できず、山手の道を行ってしまいました。
後で思い返すと全部のタイミングが悪かったように思います。

ずいぶん歩いた後で気付き、結果的にあと5分で新しい道との合流地点というあたりで、
運悪く私の左足の踏んだ地面が落ちて滑落し、足を怪我して前に進めなくなったのですが、
落ちた場所が少しでもずれていたら、濁流に飲まれて死ぬところでした。

私にとってはこれ以上前に進めないという悔しさ以上にショッキングな体験でした。

落ちた瞬間は死んだと思いました。

去年高山病で亡くなった夫の友人と、シャワー中に突然死した義理の妹の顔が浮かび、
人って予期しないタイミングであっけなく死んでいくのだなということ、
そしてこんな風に簡単に死んで家族に申し訳ないという気持ちが湧きました。

平たい岩の上に落ちて川に落ちてないことに気付くと同時にパニックになり、
命がけで滑り降りてきた夫に抱き起こされて、我に返り、
右足首に激しい痛みがあることに気付きました。

手を伸ばしても崖の上の道には届きません。
右足が動かないので、どうしたってよじ登れないと思ったのですが、
崖上まで力で上げてもらい(今考えるとよく上げたなと思う)、
這いつくばって濡れた地面を進み、足を引きずりながらつり橋を渡ったすぐの場所に
民家があったので、そこで休ませてもらいました。
近くに民家があったこともそのあたりまでは電話がつながったことも不幸中の幸いでした。

ヒルが体のあちこちに吸い付いたおかげで流血の大惨事で(痛くはない)、
シャブルベンシのホテルに電話して、ポーターを待ってる間
しばらくベッドで休ませてもらったのですが、シーツを血だらけにしてしまいました。
簡単な手当てをしてもらい、熱いお茶をごちそうになり、
私をおんぶするために固定するブランケットまで用意してくれましたが、
そこのお父さんは一切お礼を受け取ってくれませんでした。

夫は全ての荷物をポーターに預け、私をおぶって山を降りました。

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シャブルベンシにはまともな病院がないことと、
どちらにしても10日以上はかかりそうな捻挫なので
カトマンズに戻ってちゃんとした病院へ行った方がいいということになりました。

最初はカトマンズから車を呼ぼうかという話になったのですが、
おんぼろバスの7時間の悪路が、5,6時間の悪路に変わるだけで、
足を踏ん張れないことには変わりなく、しかもカトマンズから来る車を待つには長すぎるので、
翌朝ヘリを呼んでもらい病院に搬送してもらうことにしました。

ヘリが来る空き地までホテルの前で店をやってるおじさんがバイクで送ってくれたり、
いろんなタイミングで人が助けてくれました。

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ヘリから見下ろすカトマンズは大都市に見えた。

おかげさまでカトマンズの病院できちんと手当てをしてもらい、今は足以外は元気です。
損傷した靭帯がやたらとアピールしてきます。
今まで足全体として認識してきたけど、改めてそのあたりにいたんですか靭帯さん初めまして、
という感じです。

しかしこんなほんの数cmの機能が故障してるだけで、できることがかなり限定されます。
当たり前だけど気付かなかったことにいろいろと発見の日々です。

母には「産んでくれてありがとう」とメールで伝えました。
とにかくこれを言わないと死ねないことに気付きました。

ランタンへは機会があればまた絶対行きたいです。
助けてくれた民家にお礼もしなくては。

もちろん今後は気をつけます。

ご心配いただきありがとうございました。


*** ネパールカイヤナイト出店情報 *** 

※6/13~9/12までネパールです。
※携帯が使えませんので、gmailの方にメールをください。

■ 2014/9/19(金)~21(日) ※予定
  第8回 ミネラルフェスタ in 横浜赤レンガ倉庫

■ 2014/9/23(火・祝) ※予定
  第9回 HANAPEKOカイヤナイトデー

■ 2014/10/11(土)~13(月・祝) ※予定
  石ふしぎ大発見展 第26回・京都ショー

■ 2014/11/7(金)~9(日) ※予定
  第1回 福岡ミネラルショー

**** ネパールカイヤナイトのヒーリングペンダントが買える場所 ****

■ HANAPEKOカフェ(東京・赤羽)  
■ くらふと楓杏(川崎)

**** カイヤナイト作品が見られる作家さんのページ ****

■ 鈴木榴さんのジュエリー
■ 金属工芸MASUDA カイヤナイトウィンドウショッピング
■ UZURI Handmade Jewelry 
■ Fetiche ~フェティッシュ~ Online shop
■ ichi2no3 (男性向けのジュエリーあります)
■ Arama Roots(アラマルーツ) kyanite-Nature Pendant

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